店頭に立つとすぐに気づくのが、待合スペースの半数以上を欧米やアジア圏からの外国人観光客が占めているという事実です。海外メディア「Tokyo Cheapo」では「Kaiten sushi without the Kaiten(回らない回転寿司)」と紹介され、海外旅行系YouTuberやTikTokクリエイターの動画を通じて世界的バイラル現象を引き起こしています。
外国人観光客がここまで熱狂する背景には、現代の旅行者が求める「体験型消費(コト消費)」の心理メカニズムが緻密に組み込まれている点にあります。
第一に、「言語障壁の完全な撤廃」です。全席に配置されたタッチパネルは英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に完全対応。写真付きでネタの素材やアレルギー情報が明快に表示されるため、言葉が通じない不安から解放されます。
第二に、「ゲーム感覚のエンターテインメント性」です。注文した皿がミニ新幹線やスペースシャトルを模したトレーに乗り、目の前でピタリと停車するギミックは、訪日客にとって「これぞ日本の最先端ハイテクカルチャー」と映ります。注文皿数に応じて画面上で発生するルーレットゲームなど、食事をアトラクション化する演出がSNSでのシェアを加速させているのです。