放送から10年以上が経過した現在、出演俳優陣はそれぞれどのような軌跡を辿っているのでしょうか。当時の制作発表会見や関係者の証言を振り返りつつ、主要キャストの現在地に迫ります。
ハ・ジウォン(奇皇后/キ・スンニャン役)
過酷な乗馬アクションや弓術を自らこなすスタントなしの演技で「アクションクイーン」の異名を不動のものにしたハ・ジウォン。当時のインタビューでは「撮影中は1日2〜3時間しか眠れず、甲冑の重さで全身に痣が絶えなかったが、スンニャンの生きるエネルギーが私を突き動かした」と述懐しています。
2026年現在も徹底した自己管理で当時の美貌と体幹を保ち続けており、ドラマ『カーテンコール』などの重厚なヒューマンドラマに出演する傍ら、新進気鋭の画家としての才能を開花。ソウルや海外での個展を連続して完売させるなど、表現者として新たなステージを確立しています。
チ・チャンウク(元の皇帝/タファン役)
頼りなく情けない傀儡皇帝から、狂気と純愛に身を焦がす支配者への変貌を鮮烈に演じ切り、本作で大ブレイクを果たしたチ・チャンウク。彼が演じたタファンは、単なる悪役や悲劇の王にとどまらない複雑な人間性を宿していました。
その後、『ヒーラー〜最高の恋人〜』『THE K2』『最悪の悪』『サムダルリへようこそ』など、アクションからラブストーリー、ハードボイルドまで多彩なジャンルで大ヒットを連発。世界規模のファンミーティングツアーを成功させるなど、韓流トップスターの筆頭として君臨しています。
チュ・ジンモ(高麗王/ワン・ユ役)
重厚な低音ボイスと凛とした佇まいで、高潔な王の悲哀を体現したチュ・ジンモ。2020年に起きた私生活のスマートフォントラブルによる一時的な活動休止を乗り越え、2024年のテレビ番組『食客ホ・ヨンマンの白飯紀行』出演時には「家族の支えがあったからこそ、再びカメラの前に立つ勇気を得られた」と語り、深い感謝を示しました。現在は持ち前の圧倒的な存在感を活かし、映画や特別企画ドラマへの出演を重ねています。
ペク・ジニ&チン・イハン(脇を固めた名優たち)
嫉妬に狂う悪女タナシルリを怪演したペク・ジニは、放送当時の視聴者から「あまりの憎らしさに街で声をかけられた」と語るほど強烈なインパクトを残しました。現在は親しみやすいヒロイン役を主軸に、確かな演技力で地上波ドラマを支えています。一方、知的で低音の美声が話題を呼んだタルタル役のチン・イハンは、SNS上での「理想の上司」「最高のメンター」という熱狂的な支持を背景に、舞台や本格サスペンスで唯一無二のポジションを築いています。