アンダーグラウンド取引の実態を知る上で、実際にトラブルへ巻き込まれた被害者の告白や、法執行機関による摘発の記録は極めて重い現実を突きつけています。
大手ネット掲示板や相談窓口に寄せられた実際の被害談には、次のような生々しい声が記録されています。
「手押し掲示板で連絡を取り、指定された人気のないコインパーキングへ向かったところ、ワンボックスカーから屈強な男3人が降りてきて囲まれた。『冷やかしならタダじゃ済まねえぞ』と車内に押し込まれ、財布の中身の全額と銀行アプリからの即時送金を強要された」(20代男性・取材記録より)
「先払いのデポジットを払った直後にアカウントをブロックされた。警察に相談しようにも、自分が覚醒剤を買おうとしていたことが露呈するため、泣き寝入りするしかなかった」(30代会社員の手記より)
また、警察側の捜査力も飛躍的に向上しています。全国の警察本部では「サイバーパトロール」および「通信傍受・内偵捜査」を常時稼働させており、掲示板への書き込みIPアドレスから投稿者を特定。待ち合わせ場所に現れた購入者をその場で取り押さえる「現行犯逮捕」の事例が全国で相次いでいます。匿名を過信した取引は、犯罪被害か身柄拘束の二者択一にしかなり得ません。