深夜に激痛で目が覚めたとき、救急車を呼ぶべきかパニックになる人が少なくありません。まずは落ち着いて、炎症の拡大を防ぎ痛みを鎮める溶接目の痛み応急処置を順番に実行してください。
最優先で行うべきは、溶接目が痛い冷やす対処法です。角膜表面で燃え盛る急性の炎症反応熱を奪い、過敏になった知覚神経の興奮を麻痺させる物理的アプローチが極めて有効に働きます。清潔なタオルを水で濡らして固く絞り、両目の上に軽く乗せて患部を冷やしてください。保冷剤や氷嚢を使う場合は、凍傷を防ぐために必ず乾いた薄手のタオルを巻き、直接眼球に強い圧力がかからないよう額やまぶた周辺へソフトに当てることが鉄則です。
あわせて、部屋の照明を完全に消して遮光カーテンを閉め、視覚刺激を極限まで減らした暗室で目を閉じて安静を保ちましょう。コンタクトレンズを装着している場合は、無理に指を押し込まず、清潔な手で慎重に外してください。レンズの摩擦が剥離した角膜をさらに傷つける凶器となるためです。
一方で、痛みに耐えかねて現場でやってしまいがちな危険なNG行動が3つ存在します。
・絶対に目をこすらない:角膜上皮がめくれている状態で目をこすると、剥離範囲がさらに広がり、視力低下を招く「角膜潰瘍」へ進行するリスクがあります。
・水道水で目を直接洗い続けない:水道水の塩素は露出した角膜神経を強烈に刺激し、雑菌混入の温床にもなります。アイボン等の洗眼カップでの激しい水流も組織を傷めます。
・家族や他人の残った処方目薬を使わない:ステロイド系点眼薬や古い抗生剤目薬を素人判断で点眼すると、細菌性角膜感染症を一気に悪化させる危険があります。