名曲「思えば遠くへ来たもんだ」中原中也と武田鉄矢が交差した真実

名曲「思えば遠くへ来たもんだ」中原中也と武田鉄矢が交差した真実

名曲「思えば遠くへ来たもんだ」中原中也と武田鉄矢が交差した真実に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

インターネット上の掲示板やSNSでは、時折「思えば遠くへ来たもんだは中原中也の詩の盗作ではないか?」という的外れな書き込みが散見されます。しかし、結論から言えばこれは明らかな事実無根の誤解です。

武田鉄矢自身、テレビ番組や対談、自著において、中原中也の『頑是ない歌』からインスピレーションを受けたことを当初から公然と語り続けています。文学史や音楽史における「本歌取り(ほんかどり)」や「オマージュ(敬意を込めた引用)」であり、詩のフレーズをフックにしながらも、展開される物語や心理描写は武田自身の泥臭い私小説的世界観へと昇華されています。

また、もうひとつの盲点として「武田鉄矢が作曲も手掛けた」と誤認されがちですが、前述の通りメロディを生み出したのはフォークグループ「ふきのとう」の山木康世です。武田の生々しい言葉の鋭さを、山木の北海道出身者らしい雄大かつリリカルな旋律が包み込んだからこそ、湿っぽくなりすぎない普遍的なポップスとして結実したのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。