男たちの闘争本能を沸騰させる歴代の主題歌群も、『刃牙』アニメの歴史を語る上で欠かせない構成要素です。
2001年の初代シリーズでは、青柳涼子氏が歌う「哀 believe」(第1期OP)や「Reborn」(第2期OP)が強い印象を残しました。激しいバトルアニメでありながら、哀愁漂うメロディとどこか切ないリリックが乗せられた楽曲は、刃牙が背負う過酷な運命と孤独を見事に体現していました。
一方、近年のシリーズを音楽面で牽引したのがGRANRODEOです。『バキ』最凶死刑囚編のOPテーマ「BEASTFUL」や『範馬刃牙』の「Treasure Pleasure」など、獰猛なヘヴィリフと谷山紀章(KISHOW)氏の圧倒的なハイトーンシャウトは、肉体と肉体が衝突する際の爆発的なエネルギーを極限までブーストさせました。さらに、Fear, and Loathing in Las Vegasによる「The Gong of Knockout」や、SKY-HI、WAGAMAMA RAKUDAといった多彩なアーティストが放つ尖ったサウンドが作品世界を彩り、映像とシンクロしたハイテンポな演出は動画プラットフォーム上でも高いエンゲージメントを叩き出しています。