世界最大のコウモリの正体|人間サイズ噂の真相と危険性を徹底検証

世界最大のコウモリの正体|人間サイズ噂の真相と危険性を徹底検証

世界最大のコウモリの正体|人間サイズ噂の真相と危険性を徹底検証の特集記事をご紹介します。役立つ情報が満載です。

SNSやまとめサイトで定期的にトレンド入りする「人間の大人が逆さにぶら下がっているようなコウモリの画像」。写真を見た多くの人が「人間と同じ身長のコウモリが存在するのか」と戦慄を覚えますが、生物学的な実態と写真の構図には明確なギャップが存在します。

フィリピンオオコウモリ(学名:Acerodon jubatus)の実際の体長(頭から胴体の長さ)は、およそ25cm〜30cm程度です。これは一般的な大型の鳥類や小型犬ほどのサイズ感にすぎません。一方で、飛翔時に広げる「翼開長(よくかいちょう)」は1.5mから最大約1.7mに達し、成人男性の身長に匹敵するスパンを誇ります。この「翼を広げた幅」の数字が、いつの間にか「身体そのものの大きさ」として独り歩きしてしまったのが噂の発端です。

さらに、あの衝撃的な写真の多くは、手前にいるコウモリにピントを合わせ、背景の人物や建物を奥に配置する「強制遠近法(Forced Perspective)」と呼ばれる撮影技法によって強調されたものです。遠近感の錯覚によって、あたかも身長170cmの怪物がぶら下がっているように見せていたというのが写真の種明かしです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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