「向日葵(ひまわり)」という和名は、太陽の動きを追って花が回る「日回り」に由来します。しかし植物学的な事実として、花首を太陽に向けて動かすのは開花前の若い蕾の時期だけです。完全に花が開いた後は、茎が硬化して東から南東の方角を固定して向きます。一面のひまわり畑がすべて同じ方向を向いて空を仰いでいるのは、この成長メカニズムによるものです。
英語圏では「Sunflower(太陽の花)」、学名では「Helianthus annuus(ギリシャ語の太陽+花)」と呼ばれ、太陽神アポロンに恋焦がれて一本の草に姿を変えた水の精霊クリュティエのギリシャ神話が語源となっています。
この神話や歴史的背景から、ひまわりには多様な花言葉が与えられています。
- 代表的なポジティブな花言葉:「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」「光輝」
- 本数や品種による花言葉:
- 1本:「一目惚れ」
- 3本:「愛の告白」
- 11本:「最愛」
- 99本:「永遠の愛」
- 知られざる裏の花言葉(注意すべき意味):「偽りの富」「高慢」「偽りの愛」
「偽りの富」という花言葉は、かつてインカ帝国で太陽神の象徴として純金で作られていた向日葵の彫刻を、スペインの征服者たちが略奪した歴史的悲劇に由来します。プレゼントやウェディングの演出で用いる際には、誤解を避けるためにもポジティブなメッセージを添える配慮が好まれます。