劇作家・演出家の成井豊が紡ぎ出したオリジナルの物語は、感情の琴線に触れる巧みな対話と、スピード感あふれる展開で知られる。彼が率いた演劇集団キャラメルボックスの看板演目として愛されてきた原案の魅力は、今回の巨大プロジェクトにおいても決して損なわれていない。
むしろ、成井豊が描いた人間愛と葛藤のドラマは、言語や文化の壁を超えて響く普遍性を秘めている。演劇集団キャラメルボックスが培ってきた「人と人との絆」を真っ直ぐに描くストレートな熱量が、グローバルな制作チームのパッションと奇跡的な化学反応を引き起こしているのだ。