この独創的な世界観の根底には、創業者である久保田久次郎の不屈の挑戦心がある。明治の世、異国の洋菓子に出会った久次郎は、試行錯誤の末に日本人の味覚に寄り添うハイカラな焼き菓子を完成させた。その妥協なきパイオニア精神は、時を経て四代目・久保田陽彦社長へと確実に引き継がれている。
久保田陽彦社長が率いる豊島屋は、「本業である菓子屋の土台を絶対に揺るがさない」という強固な信念を持つ。だからこそ、グッズにおいては採算度外視とも思えるほどのこだわりと、思わずクスリと笑ってしまうウィットを両立できるのだ。「お菓子はおいしく、グッズはとことん楽しく」。この明快なフィロソフィーが、ファンの心に嘘偽りのない誠実さとして響いている。