実際の凶悪犯罪をエンターテインメントとして消費する「トゥルークライム」の流行は、今や世界的な巨大市場となっている。新宿で起きた凄惨な事件もまた、その巨大なエンタメの潮流に呑み込まれ、考察動画や解説ポッドキャストの格好の題材として再生産され続けている。
一度インターネットの海に刻まれたデジタルタトゥーは、本人がいかに更生を望み、過去を消し去ろうとしても消えることはない。検索窓に名前を打ち込めば、2019年のあの凄惨な夜の記憶が鮮烈な色彩を帯びて蘇る。虚構と現実の境界が溶け落ちた情報空間において、彼女の存在はこれからも「愛と狂気のアイコン」として、本人の意志とは無関係に漂流し続けることになるだろう。 (出典: 高岡 由佳 現在(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る