元日の夜、日本テレビ系で放送された「ぐるナイ おもしろ荘」の画面に突如現れた一人の若者。サンミュージックプロダクションに所属していた夢屋まさる氏が披露したリズムネタは、放送直後から爆発的な反響を呼んだ。中毒性の高いフレーズと愛らしいルックス、そしてどこか冷めた知性を感じさせるシュールなギャップが、お茶の間の視線を一瞬で奪い去ったのだ。
当時、慶應義塾大学に在学中だった現役大学生芸人としての顔も手伝い、メディアからのオファーは殺到。テレビ番組の出演依頼のみならず、各種イベントや広告への起用が相次ぎ、芸能界のど真ん中に一躍躍り出ることとなった。企画意図を完璧に理解したセルフプロデュース力こそが、あの数秒間のネタに込められた最大の強みだったと言える。