普段は大歓声とフラッシュを浴びる大谷選手だが、この日ばかりはカメラを忘れた一人の「弟」だった。仕立ての良いスーツをスマートに着こなし、穏やかな笑みを浮かべてゲストからの挨拶に応じていた。宴が始まると、カメラを手に自ら記念写真を撮影したり、親族のテーブルを回って昔話に花を咲かせたりと、実にのびのびとした様子を見せていた。
世界を魅了する規格外のアスリートも、家族の前では等身大の青年に戻る。幼い甥っ子や姪っ子たちに囲まれて目を細め、一緒になって楽しそうに笑い合う姿も目撃された。勝負の世界で常に重圧と戦う日常から離れ、心から家族の幸せを祝うその表情に、周囲の参列者も思わず笑みをこぼしていた。