世界最大の津波は524M!リツヤ湾の真相と日本歴代記録を徹底検証

世界最大の津波は524M!リツヤ湾の真相と日本歴代記録を徹底検証

世界最大の津波は524M!リツヤ湾の真相と日本歴代記録を徹底検証を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

ネット上の掲示板やSNSでは、「500メートルの津波が来たら日本全体が沈没する」「映画のような大波が太平洋を渡ってくる」といった誤解がしばしば散見されます。しかし、災害科学の観点からは、津波のメカニズムを正しく切り分けて理解する必要があります。

津波には大きく分けて2つのタイプが存在します。

  • 海溝型地震津波(波長が極めて長い):海底プレートの跳ね上がりによって広大な海面全体が押し上げられる現象。波高は数メートルから数十メートルでも、波の長さ(波長)が数十〜数百キロメートルに及ぶため、何十分間も海水が陸地に押し寄せ続け、広範囲に壊滅的被害をもたらします(東日本大震災、スマトラ島沖地震など)。
  • 山体崩壊・地すべり型メガ津波(局所的・波高が極めて高い):巨大な質量が一瞬で水中に落ちることで生じる現象。波高は数百メートルに達するものの、エネルギーの減衰が早く、開けた外洋に出ると急速に波の高さが低下します(リツヤ湾、島原大変肥後迷惑など)。

1792年に日本で起きた「島原大変肥後迷惑」では、雲仙眉山の山体崩壊によって大量の土砂が有明海に突入し、対岸の熊本に高さ十数メートルから最大20m超の津波が襲来、約1万5,000人もの命を奪いました。メガ津波は「狭い湾や湖」「急峻な斜面」という地理的条件が揃った場合に発生する局地破滅型の災害であり、外洋を伝播する海溝型津波とは危機管理の前提が異なります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。