アスパラガスの茎に点在する三角形の突起、いわゆる「はかま(側網葉)」。SNSやレシピコミュニティでは「はかまは苦味があるからすべて削ぎ落とすべき」「硬いので口当たりが悪くなる」という意見と、「気にしたことがない」「全部取るのは時間がかかりすぎる」という実利的な意見に二分されています。
プロの厨房現場での検証によると、新鮮で細身〜中太のアスパラガスであれば、はかまを取る必要は基本的にありません。はかま自体に強い苦味成分が集中しているわけではなく、通常の加熱調理で十分に柔らかくなるためです。
ただし、以下の2つのケースでは取り除くのが賢明です。1つ目は、育ちすぎてはかまの先端が茶色く木質化してチクチクする場合。2つ目は、料亭のおひたしや高級フレンチのオードブルなど、舌触りの滑らかさと見た目の美しさを極限まで追求する料理に仕立てる場合です。普段の家庭料理であれば、根元の硬い皮むきさえ怠らなければ、はかまはそのまま調理しても味に悪影響を及ぼしません。