コメド(comedo)とは、医学用語で「面皰(めんぽう)」と表記される皮膚病変のことです。ラテン語で「大食漢」や「むさぼり食うもの」を意味する語源を持ち、皮脂が毛穴の中に過剰に溜め込まれた状態を指します。
健康な肌では、皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴を通ってスムーズに肌表面へと排出され、皮脂膜を形成して外部刺激から皮膚を守ります。しかし、ターンオーバーの乱れによって毛穴の出口(毛漏斗部)の角質が厚くなると、皮脂の出口が塞がれます。その結果、排出されなくなった皮脂と剥がれ落ちた角片が混ざり合い、毛穴の内部で塊を形成します。これがコメド(面皰)の正体です。
「まだ赤くなっていないからニキビではない」と判断するのは明確な誤りです。コメドはアクネ菌が異常増殖を始める前の「炎症前段階のニキビ」であり、毛穴トラブルが本格化する前触れと位置づけられています。