そもそも、なぜドラえもんの画像は大喜利とこれほど相性が良いのか。その源流には原作者である藤子・F・不二雄が遺した「日常に隣接する少し不思議(SF)」の作風がある。のび太たちの暮らすありふれた昭和・平成の生活圏に、異次元の道具や超常現象が平然と持ち込まれる構造そのものが、もともとシュールな余白を内包しているのだ。
また、シンエイ動画株式会社や株式会社テレビ朝日が長年培ってきた映像表現の豊かさも大きく寄与している。日本のアニメーション産業を牽引してきた制作陣による豊かな感情描写、デフォルメされたコミカルなアクション、時に見せる冷徹なキャラクターの表情。これらアニメーションとしての高い完成度と豊かな表現力があるからこそ、切り取られたワンフレームが強烈な物語性を放ち、新たなネタの温床となる。