豊洲PITが国内屈指の規模と呼ばれる所以は、その柔軟かつ巨大な収容力にある。オールスタンディング時の定員は最大3,103人。一方で、フロアにパイプ椅子を並べる全席指定パターンでは約1,328席と、半分以下のキャパシティに縮小される。
スタンディング仕様の日は、フロア全体が巨大なスタンディングエリアとして開放され、整理番号順にオーディエンスが雪崩れ込む。前方はアーティストの熱気を直に浴びられる反面、激しい圧迫や人の波に揉まれる覚悟が要る。
対照的に、指定席レイアウトの日は足元に明確なパーソナルスペースが確保される。椅子がある分、前後の間隔は一定に保たれるが、フラットな床面に座席が並ぶため、前列の観客の座高によってはステージ中央が見えづらくなる特有の難しさも潜んでいる。