ババ抜き最弱王決定戦が単なる子供のカード遊びと決定的に異なるのは、番組独自の緻密なゲームデザインと「シャッフルタイム」の存在です。基本的なルールと勝敗を左右するシステムを整理します。
予選ブロックを勝ち残った(=負け残った)プレイヤーたちが決勝戦へと進み、最後までジョーカーを持っていた1名が「最弱王」に認定されます。そして、ゲーム中盤から使用可能となるのが「シャッフルボタン」です。プレイヤーは任意のタイミングでボタンを押し、サイコロを振って出た目に応じて「手札を隣の人と全交換」あるいは「指定したプレイヤーと交換」することができます。
このシャッフルボタンこそが、参加者たちを疑心暗鬼に陥れる最大の要因です。自分がジョーカーを持っている時に押せば他人に押し付ける武器になりますが、相手がすでにジョーカーを手放していた場合、無駄打ちになるどころか、再び自分の手元にジョーカーが巡ってくるリスクを孕んでいます。「ボタンを押した本人が自爆する」という劇的な展開が幾度となく繰り返されてきました。