山形新幹線が新庄駅まで延伸開業した1999年12月、東根市内の新幹線停車駅として新設されたのが「さくらんぼ東根駅」です。開業当時、ひらがな混じりで果物の名称を冠した新幹線駅は全国的にも極めて珍しく、大きな話題を呼びました。
このユニークなさくらんぼ東根駅名前の由来は、東根市が日本一の生産量を誇る「佐藤錦」の発祥地であり、さくらんぼの王様として全国に知れ渡るブランドを地域活性化の旗印に掲げたことにあります。当時の自治体関係者や地元有識者の証言によると、単なる自治体名にとどまらず「訪れる旅人に一瞬で街の誇りを伝える駅名にしたい」という強い願いが込められて命名されました。
現在では地域住民の日常に深く定着し、果樹王国ひがしねのアイデンティティを象徴するランドマークとして親しまれています。