かつて「ワンコイン(税込500円)でホールケーキが買える」という破格の価格設定で関西の学生や家族連れを熱狂させたりくろーおじさんですが、世界的な乳製品の高騰やエネルギーコストの上昇に伴い、段階的な価格改定を重ねてきました。
過去の改定履歴を紐解くと、500円時代から588円、648円、685円、725円、865円、そして965円(税込)へと推移しています。2026年現在も原材料費の変動に応じた微調整が行われつつありますが、特筆すべきは「1ホール(直径18cm)が約1,000円前後」という驚異的なバリューラインを死守し続けている点です。
都市部の洋菓子店で同等サイズ(6号)のホールケーキを購入しようとすれば、今日では安くとも3,000円以上、有名パティスリーであれば4,000円から5,000円を超えるケースも珍しくありません。この現実と比較したとき、素材の質を落とさずに1,000円前後で提供し続ける企業努力は驚嘆に値します。値上げを経ても客足が全く衰えない理由は、この客観的なコストパフォーマンスの高さにあります。