スーパーの本当の価値は、公式プレスリリースではなく、毎日買い物カゴを手にしている生活者の生々しい体験談の中にこそ存在します。地元住民の口コミや取材で集まった率直な声を検証すると、高い満足度と同時にいくつかの注意点も浮かび上がってきました。
利用者の肯定的な評価で際立っているのは、やはり鮮魚コーナーの圧倒的な力強さと家庭的な手作り惣菜の充実度です。
「焼津に住んで30年になりますが、普段使いの刺身なら田尻北店が一番安定しています。マグロのぶつ切りや旬の地魚が手頃で、解凍ドリップも少ない。都会から来た親戚を連れて行くと、この値段でこの質の魚が買えるのかと驚かれます」(50代・地元主婦)
「夕方の特売と惣菜の値引きシールが貼られる時間が重なると、レジ前は戦場です。でも、名物のカツ丼やポテトサラダはスーパーの味というより定食屋の味。残業帰りに残っていれば即カゴに入れます」(30代・自営業男性)
一方で、手放しで賞賛できない「課題」として多くの人が指摘するのが、ピークタイムの混雑と駐車場の取り回しです。
混雑のピークは平日の16:00〜18:30。近隣住民の夕食準備と仕事帰りのサラリーマン、さらに周辺工場からの帰宅車が一斉に流れ込みます。敷地内の通路がやや狭い箇所があり、バック駐車の切り返し待ちで駐車場内が渋滞することもしばしばです。また、週末日曜の「朝市」の時間帯(9:30〜11:00)は開店前から行列ができるため、混雑を避けたい場合は13:00〜15:00のエアポケット(空白時間帯)を狙うのが玄人の買い物術といえます。