2015年秋、小林氏の活動報告チラシに関する不自然な会計処理が外部の指摘によって浮上しました。疑惑の焦点となったのは、2011年度から2014年度にかけて計上された政務活動費(旧・政務調査費)のうち約1,014万円〜1,045万円に上る広報関連経費です。
具体的には、公費から支出された市政報告チラシが実際には公表通りの部数印刷されておらず、配布実績も確認できないという「架空発注・未配布疑惑」でした。調査が進むにつれ、領収書の不備や実体の伴わない業者への発注実態が次々と露呈。この事態を受け、大阪維新の会は小林氏に対して離党勧告処分を下し、小林氏は無所属となりました。
疑惑解明のため、堺市議会は地方自治法第100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置。異例となる複数回の証人尋問が実施されました。報道関係者や市民が傍聴席を埋め尽くす中、証人尋問に立った小林氏は「チラシは適切に作成し配布した」「記憶が定かではない部分がある」などと証言。しかし、配布業者との契約書や配布ルートの客観的証拠を提示できず、議会内外からの批判は激しさを増していきました。