キルアを語る上で避けて通れないのが、パドキア共和国デンドロ連峰ククルーシ山に拠点を置く「ゾルディック家」の血統です。キルアは父シルバと母キキョウの間に生まれた五兄弟の三男であり、家系内で「歴史上類を見ない最高の天賦の才」として次期当主の筆頭候補と位置づけられていました。
ゾルディック家の主要家系構成は以下の通りです。
- 高祖父:マハ=ゾルディック(ネテロ会長と同世代の伝説的暗殺者)
- 祖父:ゼノ=ゾルディック(変化系能力者。「一日一殺」「生涯現役」を掲げる達人)
- 父:シルバ=ゾルディック(変化系能力者。ゾルディック家現当主で圧倒的威圧感を誇る)
- 母:キキョウ=ゾルディック(流星街出身。キルアに異常な執着と愛情を注ぐサイボーグ状の女性)
- 長男:イルミ=ゾルディック(操作系能力者。針を用いた洗脳と暗殺術でキルアを精神的に支配)
- 次男:ミルキ=ゾルディック(操作系能力者。電子工学やハッキングに長けたインドア派)
- 三男:キルア=ゾルディック(本作の準主人公。変化系能力者)
- 四男(妹):アルカ=ゾルディック(特質系・未知の存在「ナニカ」を宿す)
- 五男(末弟):カルト=ゾルディック(操作系能力者。兄を取り戻すため幻影旅団に入団)
シルバやゼノから直々に伝承された暗殺術は、念能力を覚える以前から超人的な威力を誇っていました。音もなく標的に忍び寄る歩法「暗歩(あんぽ)」、無数の残像を生み出し敵を幻惑する「肢曲(しきょく)」、そして己の手骨を変形させ鋼鉄をも切り裂く「暗殺爪(爪を鋭利に変化させる技)」など、致死性の高いスキルを完全に体得しています。この冷徹な殺人技術の土台の上に念能力が組み合わさることで、キルアの戦闘力は飛躍的な進化を遂げることになります。