全国ネットのひな壇からは姿を消したものの、河本準一は決して活動を停止したわけではありません。2026年現在、彼は「劇場の生舞台」「本格的な農業」「社会貢献活動」という3つの柱を軸に、独自の存在感を放っています。
最も世間を驚かせているのが、自ら立ち上げたプロジェクト「準組」による米作り(農業活動)です。新潟県や福島県などの耕作放棄地や田園に自ら足を運び、泥だらけになって田植えから稲刈りまでを一貫して手がけています。収穫されたブランド米「准米(じゅんまい)」の販売益を地域振興に充てるだけでなく、児童養護施設や子ども食堂への定期的な寄付を実施しています。単なるタレントのPR企画ではなく、8年以上にわたって継続されている本気の農業従事者としての横顔です。
また、お笑いの本業においては「ルミネtheよしもと」を拠点とした漫才・コントに加え、吉本新喜劇へのゲスト出演や定期舞台で抜群の評価を得ています。テレビの制約から解き放たれた劇場空間では、彼の真骨頂であるアドリブ芝居や憑依的なボケが観客を爆笑の渦に巻き込んでおり、吉本の若手座員からも「生の舞台における対応力と間(ま)の取り方は天才的」とリスペクトを集めています。
さらに近年力を注いでいるのがSDGsや福祉分野の活動です。独学で手話を習得し、「手話漫才」や手話を取り入れたトークライブを開催。障害を持つ子どもたちとの交流イベントや地方自治体主催のSDGsフォーラムに講師として登壇するなど、笑いを通じた社会包摂の現場に深くコミットしています。