深田恭子さんの伴侶候補として脚光を浴びた杉本宏之氏は、一般的な会社経営者の枠に収まらないドラマチックな半生を歩んできた人物です。1977年生まれの杉本氏は、厳しい家庭環境で育ちながらも不動産業界で頭角を現し、2005年には当時業界最年少の28歳で率いる企業を上場(名証セントレックス)させ、「若手起業家の旗手」として脚光を浴びました。
しかし、2008年のリーマン・ショックの直撃を受け、会社は負債総額約400億円を抱えて民事再生を申請。個人資産も底をつき、壮絶な転落を味わうことになります。特筆すべきはそこからの驚異的な再起力です。わずか数年で自己資金を元手に再出発を図り、創業したのがシーラホールディングス(現・シーラテクノロジーズ)でした。同社は不動産クラウドファンディング市場の開拓などで急成長を遂げ、2023年3月には米ナスダック市場への上場を達成。グループ売上高は数百億円規模に達し、杉本氏個人の推定資産は100億円を超えると試算されています。
実業家として不屈の才覚を示す一方で、私生活における結婚歴も波乱に満ちていました。過去に2度の離婚歴を有しており、1人目の一般女性との間に長女をもうけた後、2011年には韓国人女優のオ・スンヒョン氏と再婚するも数年で終止符を打っています。修羅場をくぐり抜けてきた経営者だからこそ、杉本氏の結婚観は極めて合理的かつ現実主義的であり、リスク管理を徹底する冷徹さを併せ持っていました。この「徹底した現実主義」が、情緒的で守られることを望む深田さんの心性と、最終局面で摩擦を生む土壌となったことは想像に難くありません。