冠稲荷神社が全国屈指のパワースポットとして語られる最大の理由は、境内に根を張る樹齢400年超の「冠稲荷の木瓜(ボケ)」の存在と、境内に点在する摂末社の緻密な信仰体系にあります。
群馬県指定天然記念物でもあるこの木瓜の樹には、かつて子宝に恵まれず悩んでいた女性が、修験者から授かった木瓜の実を煎じて飲んだところ忽ち子宝を授かったという伝承が残されています。一本の木から無数に枝分かれして群生する姿は圧倒的な生命力を放ち、開花時期である例年3月中旬から4月中旬にかけては、朱色の可憐な花が境内を華やかに彩ります。この時期には全国から多くのカップルや妊活中の夫婦が子宝・安産祈願に訪れます。
さらに境内には、目的別に祈願できる社が整然と配置されています。
- 実咲社(みさきしゃ):狐の神様が祀られ、縁結び・子宝・安産・子育て・健康・厄除けなど、それぞれの願いに応じたキツネの人形(実咲狐)を奉納する独自の信仰が定着しています。
- 聖天宮(しょうてんぐう):悪縁を断ち切り、良縁を結ぶ神様として知られ、恋愛関係のみならず仕事や人間関係のリセットを願う参拝者が後を絶ちません。