SNSやコミュニティ掲示板、知恵袋等に寄せられた膨大な来場者の声を取材・検証すると、公式の座席表だけでは見えてこないリアルな鑑賞環境が浮き彫りになります。
過去に開催されたロックバンドの全国ツアーやアイドルグループの金沢公演に参加した観客の手記や書き込みでは、本多の森ホール段差見やすさに関する称賛が目立ちます。「15列目だったが、前の人の背が高くても段差のおかげでステージの足元までストレスなく見えた」「視界が抜けていて演者と目が合う感覚が強い」という声が多数を占めます。
一方で、前方エリアを引いた観客からは意外な戸惑いの声も聞かれます。「5列目を引き当てて歓喜したが、傾斜がほぼフラットなため、前の観客がスタンディングした瞬間に推しの立ち位置がすっぽり隠れてしまった」という証言です。最前列から7〜8列目付近までは床の勾配が非常に緩やかに設計されているため、着席指定公演でない限り、前の観客の身長や頭のサイズに視覚体験が左右されやすいという構造的弱点を抱えています。
さらに見逃せないのが本多の森ホール音響評判です。もともと優良なクラシックコンサートやミュージカル公演にも耐えうる本格的な音楽ホールとして設計された経緯があり、「アリーナ会場特有の反響音によるボーカルの潰れがなく、歌詞の一言一言が鮮明に鼓膜へ届く」「低音の抜けとアコースティックギターの弦鳴りの分離感が素晴らしい」と、音楽ファンや音響エンジニアからの評価は極めて高水準です。視覚的に距離が生じる後方席であっても、純粋な音楽体験としての満足度が担保されている点は、本ホールの揺るぎない美点と言えます。