Q1:文系大学出身でも航空大学校に合格してパイロットになれますか?
A1:十分に可能です。実際の航大訓練生のうち、文系学部出身者の割合は例年3〜4割程度を占めています。1次試験の数学・物理は高校履修レベルの基礎が中心であり、文系であっても予備校や独学で徹底的に演習を重ねれば満点近くを狙えます。入校後の座学やフライト訓練においても、文系出身者が理系出身者に見劣りすることはなく、過去問の分析力やコミュニケーション能力を活かして優秀な成績でエアラインへ就職する事例が多数存在します。
Q2:航空大学校の身体検査で不合格になる最も多い原因は何ですか?
A2:個人差が大きいものの、典型的な不合格要因として挙げられるのは「脳波の突発波(自覚症状のない軽微な異常)」「深視力・斜位などの眼科機能」「副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻中隔弯曲症」「アレルギー性疾患の重症度」などです。視力そのものは矯正レンズで基準を満たせば問題ありませんが、自覚症状のない器官の構造や潜在的リスクが精密検査で発見され、不適合となるケースが目立ちます。受験を決意した段階で、航空身体検査指定医療機関での事前診断(模擬検査)を受けることが強く推奨されます。
Q3:万が一、訓練中にフェイル(退学)になった場合、どのような進路になりますか?
A3:訓練途中でフェイルとなった場合、航大を中退することになりますが、航大受験生の多くは大学2年修了以上または大学既卒者であるため、元の大学へ復学するか、すでに取得している大卒資格を活かして一般企業へ就職活動を行うケースが一般的です。また、フライト適性以外の理由(健康面での軽微な事由など)で操縦桿を置いた卒業生の中には、航空会社の運航管理者(ディスパッチャー)や地上職、航空管制官、航空機関連メーカーなど、専門知識を活かせる航空業界内の別キャリアへ進む道を選ぶ人もいます。