英検1級の合否判定において、ライティングは驚異的なレバレッジを誇ります。一次試験の満点スコア2550点のうち、リーディング・リスニング・ライティングにそれぞれ850点が均等配分されています。リーディングが全35問程度の正誤で850点を競うのに対し、ライティングはわずか2題のアウトプットだけで同じ850点を占有します。つまり、1問あたりのCSEスコア配点比率において、ライティングの1点はリーディングの数問分に匹敵する圧倒的な重みを持っています。
採点にあたっては、日本英語検定協会が公表している通り、以下の4つの観点が厳格に審査されます。
- 内容(Content):課題で求められている論点に正確に答えているか。理由付けに客観的説得力があるか。
- 構成(Structure):パラグラフ間の論理展開が明快か。適切なディスコースマーカー(接続表現)が使われているか。
- 語彙(Vocabulary):学術的かつ論理的な文章にふさわしい語彙が正確な意味・コロケーションで使用されているか。
- 文法(Grammar):複文・複々文を含む多様な構文を使いこなし、構造的なエラーやケアレスミスがないか。
要約問題とエッセイの性質を正しく把握するため、以下の比較表で両者の要求水準を整理します。