送別会の現場では満面の笑みで受け取ってくれた先輩たち。しかし、閉会後の帰り道や数年後の住み替えのタイミングで、想定外のため息が漏れている現実を見逃してはなりません。大手教育メディアや学生向けリサーチ機関が実施した意識調査によると、部活引退・卒業時に後輩からもらったプレゼントに対して「正直、扱いに困った経験がある」と回答した割合は全体の42.8%に達しています。
X(旧Twitter)や知恵袋などのコミュニティに投稿された「もらって嬉しかったものネットの反応」と「困ったプレゼントの暴露」を照合すると、先輩側の率直な苦悩が浮き彫りになります。
「引退試合の直後、胴上げの余韻の中で渡された巨大なテニスラケット型の寄せ書きパネル。電車通学だったので持ち帰るのがものすごく恥ずかしく、満員電車で折れないように抱えるのが苦痛だった」(高校テニス部元主将・大学2年男性)
「後輩全員の顔写真がカラー印刷された特注マグカップ。気持ちは嬉しいけれど、大学の一人暮らしの部屋で使うにはデザインが主張しすぎていて使えない。かといって顔写真が入っているから捨てるに捨てられず、戸棚の奥で眠っている」(元吹奏楽部・20代女性)
部活送別会プレゼント評判において不評を買ってしまう典型は、「贈り主側の熱量」が「受け取る側の実生活」を圧倒してしまっているケースです。引退直後の先輩は、受験勉強へのシフトや新生活の準備など、すでに次のライフステージへと視線を向けています。過去の功績を過剰に象徴する大型アイテムは、ノスタルジーを通り越して「物理的・精神的な重荷」へと反転してしまうリスクを孕んでいます。