ポートワインは熟成方法やブドウの収穫年によっていくつかのタイプに分かれます。購入時に迷わないための代表的なスタイルを押さえておきましょう。
鮮やかな赤紫色と若々しい果実味が特徴のルビーポートは、大きな木樽やステンレスタンクで約2〜3年熟成させたフレッシュなタイプです。ベリー系のジャムを思わせるジューシーさがあり、カジュアルに楽しめます。
対してトゥニーポートは、小さな木樽で長期間酸化熟成させたもので、美しい琥珀色(黄褐色=トゥニー)を帯びています。ナッツやドライイチジク、キャラメルを思わせる複雑で香ばしい風味が魅力です。10年、20年、30年といった熟成年数が表記された長期熟成ボトルは、極上のまろやかさを誇ります。
そして頂点に君臨するのがヴィンテージポートです。特にブドウの出来が卓越していた「当たり年」にのみ宣言(デクラレーション)され、樽熟成を約2年で切り上げて瓶詰めされます。瓶の中で20年、30年、時には半世紀以上かけてゆっくりと熟成が進む至宝であり、ワイン愛好家にとって憧れのコレクターズアイテムです。