メディアの過去アーカイブ映像や当時のファッション誌を振り返ると、彼女たちにもフリルやパステルカラー、強い巻き髪といった「フェミニン寄り」のスタイリングを試みていた時期が存在します。しかし、そうした装いでは持ち前の強烈な華やかさが相殺され、どこか居心地の悪そうな違和感を生んでいました。ここから見えてくるのが、顔タイプクール 垢抜ける理由の核心です。
かつて米倉涼子さんは雑誌のインタビューで「自分にはフリルや可愛い服が驚くほど似合わないと気づいてから、服選びがとても楽になった」と語っています。また、天海祐希さんも自身のスタイリングについて、無駄な装飾を省いたシンプルなスーツや直線の効いたドレスを着たときに「一番自分らしく背筋が伸びる」と言及していました。こうした証言からもわかる通り、彼女たちが垢抜けた決定的な契機は「甘さを徹底的に削ぎ落としたこと」にあります。
心理学における「自己一致理論(Self-congruity Theory)」の観点から見ても、外見の造形(直線的で凛々しい骨格)と着用する衣装のイメージ(シャープで洗練されたカッティング)が完全に合致した瞬間、受け手は強烈な説得力とカリスマ性を知覚します。無理に柔らかく見せようとする足し算を捨て、骨格が持つ鋭さをそのまま肯定する引き算の美学に舵を切ったことこそ、彼女たちが劇的な垢抜けを果たした本質的な理由なのです。