プードル種共通の最大の長所は、「抜け毛が極めて少なく、体臭がほとんどない」という点です。下毛を持たないシングルコートの巻き毛構造であるため、アレルギー体質の家族がいる家庭でも迎えやすい犬種と言えます。
しかし、プードル抜け毛トリミング比較において忘れてはならないのが、日常的な被毛管理の負担です。抜け落ちない被毛は皮膚に絡まり続け、毎日のスリッカーブラシとコームによるブラッシングを怠ると、あっという間にフェルト状の頑固な毛玉になります。毛玉は皮膚の通気性を奪い、重篤な皮膚炎の温床となります。
プロによるトリミング頻度は、どのサイズであっても「3〜4週間に1回」が原則です。ここで問題となるのが費用のスケールです。
- トイプードル:1回あたり 8,000円〜13,000円(年間 約10万〜15万円)
- スタンダードプードル:1回あたり 25,000円〜45,000円(年間 約30万〜50万円)
大型のスタンダードプードルは作業に3〜4時間以上を要するため、サロンによっては受け入れ制限を設けている場合もあり、近隣に大型犬対応のトリミングサロンが存在するかどうかの確認が必須となります。
トイプードル寿命と健康管理の観点では、トイプードルの平均寿命は14〜17年と、犬類全体の中でもトップクラスの長寿を誇ります。対してスタンダードプードルは12〜15年と、大型犬としては健闘しているものの小型種よりは短命です。
トイプードルの長寿化に伴い、シニア期にはクッシング症候群、白内障、心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)、歯周病による全身疾患が多発します。15年以上のスパンで生涯医療費(年間10万〜30万円以上、大きな手術では1回数十万円)を支え続けられるかどうかが、飼い主の重大な責任となります。