残波岬が最も劇的な表情を見せるのは、空と海が茜色から深い紫へと移ろうサンセットタイムです。しかし、この時間帯こそがドライバーにとって最大の関門となります。
実際の混雑データを検証すると、日の入り予定時刻の約40分前から30分後にかけて、灯台最寄りの駐車場はほぼ100%の満車状態を記録します。車道脇に無理な一時停車を試みるレンタカーが連なり、狭い進入路で切り返し不能となる事例が後を絶ちません。
現地を幾度となく取材したトラベルライターや地元ガイドの手記には、次のような生々しい観察が記録されています。
「太陽が水平線に触れる15分前、灯台下の駐車場は完全なボトルネックに陥る。絶好の光景を見逃すまいと焦る県外ナンバーのレンタカーが交錯し、擦り傷事故寸前の光景が日常茶飯事となっている」(地元観光関係者の取材メモより)
そこで活用したいのが、「残波岬いこいの広場」西側寄りスペースを拠点にする穴場アプローチです。
日本一の大きさを誇る「残波大獅子」周辺の広大な駐車場は、灯台下区画に比べて回転率が高く、夕暮れ時でも数台から十数台の空きが見つかるケースが目立ちます。ここから灯台までは整備された平坦な遊歩道を歩いてわずか4分程度。芝生越しに海を眺めながら夕涼み散歩を楽しめるだけでなく、日没直後の一斉帰宅ラッシュにおいても、進入路の渋滞に巻き込まれることなく県道6号線へ速やかに脱出できる絶妙なポジションです。