田島享央己という彫刻家が提示したものは、単なる「可愛いキャラクター木彫」の枠に収まりません。伝統技術という重い看板を背負いながら、それを自虐的な笑いと卓越したデフォルメで軽やかに解体してみせたその姿勢は、権威化しがちな美術界に対する最も優雅な批評でもあります。
クスノキの芳香のなかで生み出される愛らしくもシュールな造形は、鑑賞者の強張った心を解きほぐし、アートが本来持っていた「日常を面白がる視点」を取り戻させてくれます。カプセルトイをデスクに飾ることから始めるにせよ、いつかは本物の木彫作品を部屋に迎え入れることを夢見るにせよ、田島享央己が生み出す独特の小宇宙は、今後も時代を超えて多くの人々の心に寄り添い続けるはずです。 (出典: 田島 享 央 己(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る