精神安定剤を服用する上で避けて通れないのが、副作用と依存性の問題です。ソラナックスとデパスはともに注意深い管理が求められる薬剤ですが、リスクの現れ方には差があります。
主な副作用として挙げられるのが「眠気」と「ふらつき」です。特にデパスは筋弛緩作用が強いため、高齢者の転倒事故や翌朝への持ち越しによる強い眠気が問題視される傾向にあります。ソラナックスも眠気は出現しますが、身体の脱力感はデパスよりマイルドです。
依存性や耐性の形成に関しては、作用時間の短いデパスの方が心理的・身体的依存に陥りやすいとされています。急に服用を中止した際に現れる「離脱症状」(強い不安、不眠、手の震え、発汗など)も、切れ味の鋭いデパスでより顕著に出るリスクがあります。
こうした乱用や依存のリスクを抑えるため、現在デパス(エチゾラム)は向精神薬第3種に指定されており、1回あたりの処方期間は30日分が上限と厳格に制限されています。ソラナックス(アルプラゾラム)も同様に適切な用量管理が義務付けられています。