体の臓器の位置と痛みの正体|左右どっち?男女差と病気サインを徹底解説

体の臓器の位置と痛みの正体|左右どっち?男女差と病気サインを徹底解説

体の臓器の位置と痛みの正体|左右どっち?男女差と病気サインを徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:胃下垂の人は、胃の位置が通常とまったく違う場所にあるのですか?
A1:はい、胃下垂の人の胃は通常よりもかなり下方に垂れ下がっています。正常な胃はみぞおちから左上腹部に収まっていますが、胃の筋力や腹壁の脂肪が薄い人の場合、胃の下端がおへそを越えて骨盤の高さ(下腹部)まで伸びていることがあります。ただし、食道とつながる入り口(噴門)の位置自体は固定されているため、胃袋全体が下へ細長く引き伸ばされた形状になります。下腹部のポッコリ感や食後の胃もたれの原因にはなりますが、それ自体は病気ではありません。

Q2:人間ドックの腹部エコーで「脂肪肝」と言われましたが、右脇腹に痛みがありません。放置しても大丈夫ですか?
A2:絶対に放置してはいけません。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、臓器の内部には痛覚神経が存在しません。痛みを感じるのは、肝臓が極度に腫れ上がって外側の被膜(グリソン鞘)が引き伸ばされた時だけです。つまり、初期〜中等度の脂肪肝や肝炎では、右脇腹の違和感や痛みは一切生じません。無症状のまま線維化が進み、肝硬変や肝臓がんへ移行するリスクがあるため、数値の異常を指摘された段階で生活習慣の改善と定期的な追跡検査が必要です。

Q3:盲腸(虫垂炎)の痛みは、最初から右下腹部に出るのではないのですか?
A3:最初から右下腹部が痛むケースはむしろ少数派です。典型的な虫垂炎の初期症状は、「みぞおち」や「おへその周囲」の漠然とした鈍痛や吐き気から始まります。これは内臓神経が虫垂の内圧上昇を感知するためです。発症から半日〜1日ほど経過し、炎症が虫垂の壁を突き破って周囲の壁側腹膜(体性神経が通る膜)に達して初めて、右下腹部にピンポイントの激痛と圧痛が現れます。「みぞおちの痛みが右下へ降りてきた」と感じた場合は、虫垂炎の強力な警告サインです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。