予約画面で多くの旅行者が直面する最大の疑問が、隣接してそびえ立つ東横イン中部国際空港1と2の違いです。現地を訪れると両館は渡り廊下で結ばれた巨大なツインタワー構造(総客室数1,000室超)を形成していますが、その成り立ちと内部構造には明確な差異があります。
先に建設された「東横INN中部国際空港1(旧グリーンサイド)」は客室数526室を誇り、セントレア開業初期からの安定した稼働実績を持っています。一方の「東横INN中部国際空港2(旧オレンジサイド)」は502室を備え、後から増設された棟です。双子ビルとはいえ、チェックインを行うフロントカウンターは完全に分かれており、予約した棟と異なる側のフロントでは手続きができません。
日常の利便性で最も大きな差となるのが、敷地内にある24時間営業の「ローソン」へのアクセスです。このコンビニエンスストアは「2」の1階エントランス脇に直結して配置されています。そのため、「1」に宿泊したゲストは、夜間や早朝に買い出しをする際、一度連絡通路を渡って「2」の1階まで歩く必要が生じます。わずか1〜2分の移動ではあるものの、冬場の冷え込みや深夜の疲労時には体感的な距離を感じるポイントです。
客室設備においては、近年のリニューアルにより「1」も清潔に保たれているものの、水回りのユニットバスやコンセント配置、調光パネルなどの細部において、後発の「2」の方がやや現代的なレイアウトに最適化されています。ただし、「1」はツインルームやファミリー層向け客室の稼働バランスが良く、グループ利用において予約を取りやすいという構造的な強みを持っています。