登山愛好家の間で「週末リフレッシュの絶対解」と評されるのが、日の出山 御岳山縦走ルートです。JR青梅線・御嶽駅からバスとケーブルカーを乗り継いで一気に標高831メートルの御岳山駅までアプローチし、歴史ある武蔵御嶽神社の門前町を抜けて日の出山山頂(標高902メートル)を目指し、最後は日の出町側の「生涯青春の湯 つるつる温泉」へと下り立つ全長約7.5キロの行程です。
この御岳山ケーブルカー 日の出山ルートが圧倒的な人気を誇る最大の理由は、「標高差の少なさ」と「景観の抜け感」にあります。自力で登る累積標高差は約250メートル程度にとどまり、実質的な登り坂の連続は日の出山直下の木段程度。体力に自信がないエントリー層でも、息を極端に乱すことなく稜線歩きの爽快感を味わえます。武蔵御嶽神社の参道には茶屋や土産物店が立ち並び、山岳信仰の風情を楽しみながら歩を進められる点も、単調になりがちな低山ハイクとは一線を画しています。
そして、山頂から東南方面へ伸びる下山道、いわゆる日の出山 つるつる温泉コースへと足を踏み入れると、針葉樹林の静かなトレイルが続きます。一般的なピストン(往復)登山では同じ景色を見ながら下山することになり、集中力が切れがちですが、この縦走ルートは常に新しい景色が広がり、下山口には名湯が待ち受けているという「ご褒美」が明確にセットされています。この一連の体験設計こそが、日の出山 初心者におすすめの理由として真っ先に挙げられる決定的な構造です。