Q1:ペーパーに少量の鮮血がつくだけなら、大腸がんの可能性は完全に否定できますか?
A1:完全に否定することはできません。肛門に極めて近い直腸の下部に腫瘍ができた場合、痔とまったく同じ鮮やかな赤い血がペーパーや便の表面に付着することがあります。「鮮血=100%痔」という認識は医学的な誤りであり、出血が続く場合は必ず直腸鏡や内視鏡で確認する必要があります。
Q2:会社の健康診断の便潜血検査で1回だけ陽性でした。痔があるせいだと思われますが、放置しても大丈夫ですか?
A2:絶対に放置してはいけません。大腸がんは毎日出血するわけではないため、早期がんや前がん病変のポリープがあっても、2日法のうち1回しか陽性にならないケースは頻繁に起こります。痔の有無にかかわらず、1回でも陽性判定が出た場合は「腸管内の精密検査が必要」という確定的な合図です。
Q3:大腸内視鏡検査がどうしても怖く、恥ずかしいのですが、苦痛なく受ける方法はありますか?
A3:現在は静脈麻酔(鎮静剤)を使用して、ウトウトと眠っている間に検査を終えられるクリニックが主流です。検査着もお尻の部分に小さなスリットが入った専用のパンツを着用するため、プライバシーは厳重に保護されます。苦痛や羞恥心への配慮は格段に進歩しているため、受診先のクリニックへ事前に相談することをお勧めします。