肝臓の病変が進行すると、かゆみ以外にも皮膚や粘膜に特徴的な兆候が現れます。以下のサインが体に現れていないか確認してください。
・手掌紅斑(しゅしょうこうはん)
親指の付け根(母指球)や小指の付け根(小指球)が鮮やかな赤色に染まり、手のひらの中央部は白く抜ける症状です。肝機能低下により女性ホルモン(エストロゲン)の代謝が滞り、毛細血管が拡張することで発生します。
・クモ状血管腫(くもじょうけっかんしゅ)
首筋、胸元、肩、顔面などに、中心の赤い斑点から放射状に細い毛細血管がクモの足のように広がる血管病変です。中心部を指で軽く圧迫すると赤みが消え、離すと再び赤くなる特徴があります。
・眼球結膜(白目)の黄染
黄疸の初期症状は皮膚よりも先に白目の部分に現れます。自然光の下で鏡を見て、白目が黄色味を帯びていないかをチェックすることが早期発見につながります。
・皮膚の著しい乾燥と色素沈着
慢性的な胆汁うっ滞や代謝障害により皮膚のバリア機能が低下し、全体的なカサつきやくすんだ色素沈着が目立つようになります。