所属タレントの逮捕が確定した際、マネジメントを手掛ける所属事務所の公式発表は、かつてないスピードで厳格化しています。コンプライアンス重視が徹底される昨今、事実確認が取れ次第、即座に「専任マネジメント契約の解除」および「懲戒解雇」に踏み切るのが通例となりました。
事務所側が発表するプレスリリースでは、被害者やファン、関係各位への全面的な謝罪とともに、芸能界引退処分に相当する重い措置が下された旨が明記されます。以前のように「活動休止」や「謹慎」で様子見をするケースは激減し、一発で契約を打ち切るゼロトレランス方式が定着しました。
背景には、スポンサー企業からの巨額な損害賠償請求リスクや、グループ全体のイメージ失墜を防ぐ危機管理意識があります。出演中だったCMの即時差し止め、配信楽曲や映像作品の取り下げ、予定されていたライブツアーの急遽中止など、一人の不祥事がもたらす経済的損害は数億円規模に達することも珍しくありません。