よく混同されがちな「ネットスラング」と「ミーム」ですが、両者の間には明確な構造的違いが存在します。
ネットスラングは、主にテキストチャットや掲示板で生まれた「隠語・略語」を指します。「草」「w」「ワンチャン」「エモい」といった単語そのものがスラングであり、意味を理解しているコミュニティ内で手軽に使われます。
対してミームの本質は、「改変可能なテンプレート(枠組み)と文脈の共有」にあります。単語そのものだけでなく、画像コラージュ、決まった言い回しの構文、動画の編集スタイルなど、他者が真似をして「自分なりのアレンジ(二次創作)」を加えられる余白を持っているかどうかが分かれ道です。
「言葉単体で意味が完結するもの」がスラングであるならば、「枠組みを使って誰もが表現に参加できる遊び」がミームだといえます。