「トカラの法則」について、防災の最前線を担う気象庁や地震調査研究推進本部は明確な見解を示しています。
気象庁の地震火山部は過去の会見において、「特定の地域における群発地震が、遠く離れた別の地域の大地震を誘発するという科学的根拠はない」と繰り返し明言しています。地震学の研究者らも、過去数十年間の地震カタログデータを用いた相関解析を実施していますが、トカラ列島近海の地震活動と全国の主要地震との間に統計的有意差(偶然以上の関連性)は認められていません。
したがって、「トカラで揺れたから数日以内に〇〇地方で大地震が起きる」と断定する言説は、科学的には根拠のない流言飛語(デマ)に分類されます。悪質な煽り情報や不確かな予言に惑わされ、過度なパニックに陥ることは避けるべきです。