米の中に虫を発見した際、殺虫スプレーを吹きかける行為は厳禁です。米に薬剤が付着し、経口毒性のリスクが生じるためです。安全かつ効果的に駆除するための正しい手順を実施してください。
まず行うべきは「日陰干し(追い出し法)」です。晴れた日の風通しが良い日陰に大きめのレジャーシートや新聞紙を広げ、米を薄く均一に広げます。コクゾウムシなどの甲虫は日光や明るい場所を嫌う性質(負の走光性)があるため、数十分放置するだけで米から這い出して外へ逃げていきます。直射日光下で干すと米が乾燥しすぎて割れ、炊飯時の食感が損なわれるため、必ず日陰で行うのがポイントです。
米から虫を分離した後は、保存していた容器の徹底リセットが不可欠です。米びつの掃除にはアルコール(エタノール)を使用するのが最も効果的です。水洗いで済ませてしまうと、隅に残った微量な水分がカビやチャタテムシの温床になります。容器の隅やパッキンの溝に潜む目に見えない卵を拭き取るため、高濃度アルコールスプレーを吹き付け、キッチンペーパーで汚れを完全に拭き取った後、風通しの良い場所で完全に乾かしてから新しい米を入れてください。