明治天皇と南朝の真実|すり替え説の虚構と南北朝正統論の真相

明治天皇と南朝の真実|すり替え説の虚構と南北朝正統論の真相

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Q1:明治天皇の血筋は、歴史的事実として北朝と南朝のどちらなのですか?
A1:生物学的な血統としては間違いなく「北朝」の皇統です。室町時代の南北朝合一(1392年)において、南朝の後亀山天皇から三種の神器を譲られた北朝の後小松天皇の直系として、現在の皇室まで一貫して血筋が継承されています。

Q2:南朝が正統とされたのなら、なぜ現在の天皇陛下は北朝の血筋を継承しているのですか?
A2:1911年に決定された「南朝正統論」は、あくまで南北朝時代の「道徳的・名分上の正統性」を定めた政治判断です。南北朝合一によって三種の神器が北朝に返還された時点で皇統は一本化されており、合一後の天皇の正当性は揺るぎません。宮中祭祀(皇霊殿の儀)においても、北朝5代の天皇は歴代天皇と同様に丁重に祀られています。

Q3:大室寅之祐という人物は実在したのですか?
A3:山口県熊毛郡田布施町に同姓同名の人物(大室寅之助)は戸籍上実在していましたが、南朝の末裔という確たる証拠はなく、地方の平民として一生を終えています。彼が京都へ上って明治天皇になったという話は、昭和期に偽系図やオカルト書籍によって創作された完全な都市伝説です。

Q4:フルベッキ写真に明治天皇やすり替えられた人物が写っているというのは本当ですか?
A4:完全なデマです。古写真研究の第一人者たちによる実証研究により、あの写真は佐賀藩校「致遠館」の教師フルベッキと、その学生たち(中野礼四郎や大隈重信ら)を撮影したものであることが人物ごとに特定されています。幕末の志士たちや大室寅之祐は一切写っていません。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。