厚田港朝市の開催時期は、例年4月中旬から10月中旬までの約半年間にわたって設定されています。冬の厳しい日本海の荒波が落ち着き、石狩湾の沿岸漁業が本格化する春先から、秋サケや秋シャコの水揚げが終わる晩秋まで、毎朝休まず店が立ち並びます。
現地を訪れる際に最も注意しなければならないのが「営業時間」の解釈です。案内パンフレットや観光情報サイトには「午前7時〜午後2時(14時)頃」と記載されているケースが一般的ですが、現場の現実は異なります。朝市に並ぶ鮮魚は、当日の早朝に水揚げされた天然ものが中心であり、仕入れの追加はありません。そのため、実質的な営業時間は「売り切れ次第終了」であり、人気魚種を目当てにする場合は午前7時の開場直後が勝負となります。
また、営業日カレンダー上で開催期間中であっても、海がシケて漁船が出漁できなかった場合は、朝市の規模が大幅に縮小されたり、臨時休業となったりすることがあります。前日夜から当日の未明にかけての波の高さや風速をチェックしておくことが、空振りを防ぐ第一歩です。