ロシアW杯日本代表の真相|ロストフの14秒と激動の航海を徹底検証

ロシアW杯日本代表の真相|ロストフの14秒と激動の航海を徹底検証

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下馬評では「3戦全敗でのグループステージ敗退」すら囁かれていた日本代表は、初戦のサランスクで世界を驚嘆させます。前大会で1-4と完敗を喫した難敵コロンビアに対し、開始わずか3分で香川真司のシュートが相手MFカルロス・サンチェスのハンドを誘発。一発退場とPK獲得という千載一遇の好機を香川が冷静に沈め、先制に成功します。一時は直接フリーキックを叩き込まれて同点に追いつかれたものの、後半28分、日本サッカーの歴史を塗り替える瞬間が訪れました。

本田圭佑の精確な左コーナーキックに合わせたのは、最前線で孤軍奮闘を続けていた大迫勇也でした。相手DFに競り勝ち、頭でゴールネットを揺らした大迫勇也ロシアワールドカップ活躍の象徴的シーンです。前線で相手の屈強なセンターバックを背負い続け、幾度となくファウルを誘って時間を作ったそのポストプレーのクオリティは、かつて高校時代に相手DFから発せられた「大迫、半端ないって」というフレーズを再び列島全体の流行語へと押し上げました。結果は2-1の歴史的勝利。W杯の舞台でアジア勢が南米勢を破るという、史上初の快挙を成し遂げたのです。

この大会において、もう一つの大きな鍵となったのが本田圭佑ロシアW杯スーパーサブという起用法でした。過去2大会で押しも押されもせぬエースとして君臨した男が、ベンチスタートを受け入れ、後半の勝負どころでピッチに投入される――。第2戦のセネガル戦(2-2)でも、1点を追う苦しい展開のなか途中出場から値千金の同点ゴールをマーク。自身のプライドを「チームの勝利」という共通目標のために昇華させた本田の献身的なアティチュードは、チーム全体の求心力を極限まで高める起爆剤となりました。

山崎 陸
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山崎 陸

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