高校受験生にとって最大の関門となるのが、筑駒高校の高校からの募集枠の狭さです。全定員約160名のうち約120名は附属中学校からの連絡進学であり、高校入試で外部から受け入れるのは男子約40名のみ。文字通り針の穴を通すような戦いが繰り広げられます。
志願者数と実質倍率を検証すると、筑波大学附属駒場高校の倍率は例年2.5倍〜3.5倍程度で推移しています。「3倍前後なら一般的な公立校と大差ないのでは」と捉えるのは早計です。出願者の大半は、開成や慶應義塾、都立日比谷などに合格できるレベルの最上位層に限られており、受験界屈指の超高密度な戦いとなります。この母集団の質の高さこそが、筑駒高校の入試難易度を極限まで押し上げる要因です。
さらに受験生を悩ませるのが、筑駒の内申点と調査書の取り扱いです。選抜は学力検査(国語・数学・英語・理科・社会の各100点、計400点換算)に加え、中学校の調査書(100点分)が合算された計500点満点で判定されます。副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)を含めた内申点もしっかり評価対象となるため、ペーパーテストで満点近い実力を持っていても、中学校生活全般で高い評定を獲得していなければ足元をすくわれる仕組みになっています。